中性脂肪が高くなる原因は糖質?
「揚げ物は控えているのに、中性脂肪が高い……」
そんなときは、主食や飲み物の量にも目を向けてみましょう。
中性脂肪は、糖質やアルコールのとりすぎ、運動不足などでも高くなることがあります。
🔍 中性脂肪って、どんなもの?
中性脂肪は、体を動かすエネルギー源となる脂質の一種です。
体に必要なものですが、血液中の値が高い状態は、動脈硬化のリスクと関係します。
健診で高値とされる基準は、次のとおりです。
空腹時:150mg/dL以上
随時(空腹時以外):175mg/dL以上
空腹時とは、10時間以上カロリーをとっていない状態のこと。
食事の影響を受けるため、食事から採血までの時間も含めて結果を確認しましょう。
基準を超えたからといって、すぐに薬が必要と決まるわけではありません。
🍚 甘いものを控えていても、糖質のとりすぎに?
ご飯やパン、麺類に含まれる炭水化物は、糖質と食物繊維に分けられます。
糖質には砂糖などの糖類のほか、でんぷんも含まれます。
甘くない食品にも、糖質は含まれているのです。
体内でエネルギーとして使われますが、とりすぎた分は肝臓で中性脂肪をつくる材料にもなります。
脂質を控えていても、糖質を過剰にとる習慣が続くと、中性脂肪が高くなることがあります。
例えば、こんな食べ方や飲み方はありませんか?
・主食はいつも大盛り
・麺類にご飯やおにぎりを追加する
・砂糖入りのコーヒーや清涼飲料をこまめに飲む
こうした習慣は、量によっては糖質やエネルギーのとりすぎにつながります。
お菓子を控えている方も、普段の献立や飲み物を振り返ってみましょう。
果物や果汁飲料にも糖質は含まれます。
果物はビタミンなどをとれる食品ですが、体によいからと一度に大量に食べず、食事全体のバランスを考えて取り入れることが大切です。
🍺 糖質ゼロのお酒なら大丈夫?
糖質ゼロでも、アルコール自体の影響はあります。
アルコールのとりすぎは、肝臓での中性脂肪の合成を促します。
飲む前に量を決める、飲まない日を設けるなど、飲酒量そのものを減らす工夫をしてみましょう。
また、運動不足も原因の一つです。
摂取するエネルギーが消費する量を上回る生活は、体脂肪の蓄積につながります。
体重が増えてきた方は、以前より体を動かす時間が減っていないか確認してみてください。
遺伝的な体質や糖尿病、甲状腺機能低下症、薬の影響が関係する場合もあります。
食生活だけで原因を決めつけず、受診の際には服用中の薬についても伝えましょう。
🌱 今日からできる3つの工夫
① 飲み物と間食を見直す
普段の甘い飲み物を、水や無糖のお茶に替えてみましょう。
間食は袋のまま食べず、あらかじめ量を決めると食べすぎを防ぎやすくなります。
何をどれくらい口にしているか、数日間メモしてみる方法もあります。
② 主食の量と献立を整える
主食を一律に抜かず、体格や活動量に合った量に整えることが大切です。
例えば、昼食が麺類とおにぎりの組み合わせなら、
主食の一部を豆腐や野菜のおかずに替える方法があります。
魚や大豆製品を使った主菜と、野菜・きのこ・海藻を使った副菜を組み合わせましょう。
減らすものだけを考えず、必要な栄養をとれる献立を意識してみてください。
食事量の目安がわからない場合は、医師や管理栄養士に相談すると、自分に合った調整方法を考えやすくなります。
③ 歩く時間を少し増やす
運動は、無理なく続けられることから始めましょう。
長く座っているときは途中で立ち上がり、こまめに体を動かす習慣もつけていきたいところです。
持病がある方や運動に不安がある方は、医師に相談しながら取り組んでください。
🏥 健診で高値を指摘されたら
再検査や受診を勧められた場合は、症状がなくても指示に従いましょう。
特に空腹時500mg/dL以上の高値では、急性膵炎のリスクにも注意が必要です。
自己判断で様子を見続けず、早めに医療機関へ相談してください。
主食や飲み物の量にも、少し目を向けて。
日々の食事や運動の見直しと、健診結果の確認を続けていきましょう。